今日は趣味の話ー古典文学ー枕草子📚

古今和歌集の次に楽しんだのが、清少納言が記した枕草子。
ハマった理由は、馬鹿馬鹿しかったから😂
毒にも薬にもならない、しょーもない話がいくつもあって、寝る前に読むと気分が良くなります⤴️

例えばこんな感じ↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はしたなきもの。
こと人を呼ぶに、わがぞとさし出でたる。物などとらするをりはいとど。
おのづから人の上などをうち言ひ、そしりたるに、幼き子どもの聞き取りて、その人のあるに言い出でたる。

(工藤訳)
間の悪いもの。
自分が呼ばれたと思って『はーい』って出ちゃったら、本当は別の人を呼んでいた時。その人が贈り物をしようとしていた時など、お互いにバツが悪くて、特に困っちゃうわ。
この前、つい人の悪口言っていたら、それを小さい子が聞いていて、本人の前でバラしちゃったのよ〜。これには参ったわ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ああ〜、あるある!😫
そうかぁ、平安時代の貴族たちもこんな感じかぁ〜。
貴族と言うと、もっと教養高くて、いつもツンと澄ましているように思っていました。
でもこれを読むと、なんだか暇そう…

不思議なのは、現代語で読むよりも、古文で読んだ方がしっくりくる点。
そう言うところが、清少納言の教養の高さなのでしょうか。言葉に無駄がなくてリズミカル。

それから、読むたびに笑ってしまうのがこれ↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
色黒う、にくげなる女のかづらしたると、鬚がちにかじけやせやせなる男、夏、昼寝したるこを、いと見苦しけれ。
何の見るかひにてさて臥いたるならむ。

(工藤訳)
色黒の醜い女が、しかもカツラをしている女が、
これまた醜く、髭がぼうぼうで、ガリッガリに痩せた男と夏に昼寝をしているのは、本当に見苦しいわね。お互い醜いのに、こんなものにいったいどれほどの見る価値があって、共寝をしているのかしら?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

うわぁ〜、ひどいわぁ、清少納言さん。
そこまで言わなくても…
きっと当時の宮廷では、書かれている人物が特定できたと思われます。何ともお気の毒…

貴族の女の子たちもゲラゲラ笑いながら、これを貸し借りして書き写ていたのかなぁ〜と、私は想像しています。
枕草子は、エッセーでもあり、ゴシップしでもあり、貴族女子の退屈な日々に刺激を与えていたのでしょうね。

そしてこれが、1000年もの時を経て、いま私を笑わせている。私に至るまでに、室町時代や、戦国時代、江戸時代と、枕草子は時を渡りました。

江戸時代の中期以降は、国文学の研究が進んでいたので、これらの書物は、もしかしたら江戸の庶民も楽しんで読んでいたかも知れません。
江戸では、本屋や貸本屋が栄え、識字率は70%以上と言われていました。寺子屋も多く、読み書きそろばんの能力を庶民たちは自ら進んで身に付けようとしていました。
ここに、日本人の勤勉さ、日本文化の層の厚さを私は思わずにはいられないのです。


さて、枕草子は読むだけではなく、書いて楽しむことも出来ますよー✍️
枕草子をテキストにしてお習字のお稽古が出来るのです。私はこれで楽しんでいます♬
水ペンと、水で書ける特殊な習字ペーパーと共にパチリ📸


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


By 工藤さやこ

2019年10月22日