絽の着物の難しさ…半襟が隠れやすい

夏の着物は難しい、と数日前に書きました。
やはり今日もまた、その難しさを実感しました。
今日の感じた難しさは『半襟が隠れやすい』ということ。
帯を締める前までは充分に半襟が出ていたのに、帯を締め終わったら、
あら…。半襟がだいふ少なくなっている…💧


なぜ絽の着物は半襟が隠れやすいのでしょう?
その理由は、『生地の薄さ』『表面の滑らかさ』です。
この二つの要素が合わさると摩擦が少なくなり、着物の生地が襦袢の上をするすると滑ってしまうのです。

同じ夏の着物であっても、麻の着物は表面に細かな凹凸があり、摩擦が大きくなりますので、襟元が崩れることはあまりありません。
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⚫︎ではどうしたら、襟元の崩れを防ぐことができるのか?
①襟元の補正を強化する
②コーリンベルトの力加減を若干弱めにする
③コーリンベルトの挟み口の場所や角度を正確にする

それぞれ詳しく見てみましょう。
①襟元の補正を強化する
肌着または、肌襦袢を着たら、肩から胸元にかけてV字に補正をします。
私は、麻布をハンカチ大に切り、四つ折りにしたもの(幅 10㎝ × 長さ30㎝)を使っています。
この布を肩から胸に向かって、右→左と交互に重ねます。
この補正により、襦袢の半襟が少し立ち上がって、着物のモタつきを寄せ付けなくなります。
②コーリンベルトの力加減を若干弱めにする
袷の着物よりも生地が薄くて引っ張られやすいので、様子を見ながら調整します。
袷の時期よりも若干弱めが良いようです。
③コーリンベルトの挟み口の場所や角度を正確にする
前述の②と共通するのですが、生地が薄いため、ほんの少しのズレが、着姿に大きく影響してしまいます。
⚫︎コーリンベルトの挟み口は、折り上げた箇所の下線にキッチリと沿わせましょう。
⚫︎コーリンベルトの挟み口の角度は、真横ではなく、下向き加減にしましょう。
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いかがでしょうか?
文章では、なかなか伝わらないかも知れませんね。
近日中に会員のページへ動画にてご説明しますので、どうぞお楽しみに❣️

 

 


by 工藤 さやこ

2019年10月22日