今日は趣味の話ー古典文学ー徒然草(3)ひとりを楽しむ📚

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《第75段》
まぎるるかたなく、ただひとりあるのみこそよけれ
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徒然草のこの言葉に出会ってから気持ちが楽になりました。最近は事あるごとにこの言葉をつぶやいています。

『人間関係』
今も昔も逃れることのできない、この関係。
この厄介なもの。
仲の悪い人はもちろん面倒臭い。
じゃあ仲の悪い人を全部排除できたとして、仲の良い人だけで集まったらどうかと思うと、これまたやっぱり面倒臭い。
そして相手もこちらを面倒臭いと思っている。

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人に戯れ、ものに争ひ、ひとたびは恨み、ひとたびは喜ぶ。そのこと定まれることなし。

いまだまことの道を知らずとも、
縁を離れて身を閑かにし、事にあづからずして心を安くせんこそ、しばらく楽しぶとも言ひつべけれ。
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ああ、本当にそうだなぁ…と思うのです。
人の中に群れていると、限られた関係の中で、誰が上だの下だの、ゴチャゴチャしてしまう。

だったらいっそのこと、ひとりになれば良い。
と兼好さんは言います。

精神的な意味で『ひとり』になる。
社会と隔絶する必要はない。誰が隣にいても、自立していれば『ひとり』になれる。

ひとりの閑かな時間を持つ。
ひとりを楽しむ。

『いまだまことの道を知らずとも…』
悟っていなくても良いのです。
中途半端でも良い。
そのままのあなたで良い。
『あ!』と気が付いた時に、相手から一歩離れる。離れる癖をつける。
すると、楽になるよ。
せっかくの人生、楽しまなくちゃ!

兼好さんのメッセージを私はこんな風に解釈しています。

by 工藤さやこ

2019年10月22日